塾講師の年収は? 正社員・バイトの年収・給料を解説!
2023/08/23
塾講師の年収・給料について解説します。厚労省のデータや上場企業の平均給与、学校教員の年収との比較を参考に、実際の年収がどれくらいになるかを考察いたしました。塾講師業界に就職・転職・バイトをお考えの方は参考にしてください。
【正社員】の塾講師として就職・転職する場合、年収はどの程度なのか
このことがわかるデータを見てみましょう。 厚労省が提供する『賃金構造基本統計調査』の職種別賃金額によれば、 塾講師の平均的な年収はそれぞれ以下のようになっています。
塾講師正社員の平均月収・推定平均年収
少し古いデータとなりますが、平成27年のデータでは、予備校講師・塾講師として正社員勤務している方の年収は、 以下のようになります。
平均月収:26.7万円(*)。 平均賞与(ボーナス)等:37.0万円。 この数字をもとに考えると、塾講師の平均年収は357.4万円となります。
ただし、この厚生労働省の調査結果はあくまでも平均。個別の年収に対してそのまま当てはまる金額ではない点は留意してください。
参考までに、学習塾の業界の中でも平均年収・給料が公開されている上場企業の例や、 塾以外の学校教員の年収データも併せて紹介しておきます。
参考①:学習塾を運営する上場企業の平均年収
株式上場企業の多くは従業員の平均年収を公開しています。
最新の令和2年のデータによれば、 上場している学習塾の主な平均年収は以下のようになっています。
・リソー教育:684万円
・東京個別指導学院:502万円
・明光ネットワークジャパン:491万円
・城南進学研究所:476万円
このように、上場企業の年収に限ってみると、全ての塾講師・予備校講師の平均年収データと 比較すると大きなの年収の差があることがわかります。
これは、塾業界「全体」を見ると、全国展開している規模の大きなところの年収から、 従業員数名程度のところの年収までが含まれているから。
傾向としては規模が大きければ平均年収も高くなる傾向にあり、 上場企業の年収は塾業界全体の中で高い部類に入ると言えるでしょう。
参考②:高等学校学校教員の平均年収
その他、同じ厚労省の統計データからは、学校教員の収入統計データから年収を参照することができるため、比較のために紹介しておきます。
【平成27年度 高等学校教員平均賃金データ】
・平均月収:42.0万円
・平均賞与等:161.4万円
・推定平均年収:665.4万円
これは学習塾と比較すると全体の平均とは大きな差があり、 先ほど挙げた上場企業並と比較しても高い年収の水準だと言えそうです。
ただ、同じ”教育”の仕事であっても、塾講師と学校教員の業務内容は 大きく異なるという点はよく理解しておく必要はあるでしょう。
基本的に"勉強を教える"”生徒の成績を上げる”ということが塾に期待されることであるのに 対し、学校にはそれ以外にも多様なことが期待されています。
業務としては、生徒に勉強を教えるだけではなく、勉強面以外の生徒指導や部活動も 担当することになるため、業務の幅は学校教員の方がはるかに幅広くなります。
そのため、学校教員との違いについては、年収そのものよりも業務内容の 幅広さに注目したほうがよいでしょう。
塾講師正社員の年収まとめ
最後に、ここまで年収について取り上げてきましたが、実際の仕事選びでは、年収だけに注目しないことが非常に重要であると、塾講師JAPANでは考えています。
塾業界に限らず、会社の規模や勤務地、従業員の勤続年数、能力などによって年収は人それぞれ。
塾講師で平均の倍以上の年収を得る方もたくさんいれば、平均以下の方もたくさんいます。
仕事をする上で年収が重要な要素であることは間違いありませんが、 そこだけに着目してしまうと、どうしても偏りが出てきてしまいます。 「成績が上がった!」という生徒の笑顔に喜びを感じられる方や、教育の仕事の中でも、 勉強を教えることに特化した仕事をしたいという方には、年収だけにとらわれずに塾講師で正社員になることを検討していただきたいと思います。
そのうえで、年収の平均の値を参考にしつつも、それが絶対的な指標ではないということを 忘れないこと。
そして、個々の塾についての待遇を総合的に見るのがよいのではないでしょうか。
*出典:厚生労働省「平成27年 賃金構造基本統計調査の職種別賃金額」
【バイト】の場合、塾講師の年収はどの程度なのか
バイトの場合は年収は働く時間によって年収は人それぞれです。ここでは、どれくらいのコマ数働くと年収はどれくらいになるのかを考察いたします。
塾講師バイトのコマ数・時給別年収
塾講師バイトの年収は時給・コマ給だけでなく働いた時間に応じて増減します。ここでは、コマ給が2000円・週2回の勤務として年収をシミュレーションをしてみましょう。1コマ2000円、1回で2コマを担当したとすると年収は以下のようになります。
【1回で2コマ担当した場合】
・1回の出勤で … 2,000円×2 →4,000円
・1ヶ月に8回の出勤で … 4,000円×8 →32,000円(月収例)
・12か月同じペースで働いた場合→384,000円(年収例)
【1回で3コマ担当した場合】
・1回の出勤で …2000円×3 →6000円
・1ヶ月に8回の出勤で …6000円×8 →48000円(月収例)
・12か月同じペースで働いた場合→576,000円(年収例)
同様に計算すると、週3回勤務をすれば、約57〜86万円の年収となります。
集中的に稼げる夏期講習などの講習期間
学習塾は学校が休みの期間に講習期間を設けていることが多く、季節によって、「夏期講習(7~8月)」「冬期講習(12~1月)」「春期講習(3~4月)」と呼ばれます。
通常は夕方以降の遅い時間帯しかない授業も、この講習時期は午前中等の早い時間にも授業があることが多く、それに伴い授業数が多くなるため、必要な塾講師の数も必然的に多くなります。また、生徒が休みの期間は大学生も休みとなり、授業にも入りやすくなるといえるでしょう。
つまりこの時期はアルバイト目線で考えると稼ぎ時となり、他の月と比べると倍近く稼ぐこともできます。
バイトの年収計算を行う場合は、通常時期の月収と講習時期の月収を分けて考えて、計算いただくとより正確な年収が予測できますよ。
学生バイトの場合、気を付けたい年収の壁
学生バイトの場合、稼ぎすぎてしまうと不都合が生じる可能性のある年収の額があり、よく「年収●万円の壁」と言われることがありますので注意が必要です。
・年収103万円の所得税の壁
バイトの年収が103万円以内であれば、所得税はかかりませんが、103万円を超えると、超えた分に対して所得税が課税されてしまいます。また、年収103万円を超えると親などの扶養家族になっている場合、扶養者の税金負担増えてしまいます。
・年収130万円の扶養の壁
扶養家族であることが多い学生は、アルバイトで年収130万円を超えると扶養から外れることになります。その場合、自分で国民健康保険料や国民年金を納めるか、バイト先の社会保険に加入しなければなりません。
塾講師バイトの年収まとめ
バイトで考えると、他の飲食店等と比べると高時給で稼ぎやすい塾講師バイトは大学生におすすめです!
稼ぎやすい講習期間もうまく活用し、効率的にお金を稼いでくださいね♪
ただし、塾講師バイトが楽しすぎてがっつり働きたいという場合、稼ぎすぎてしまうと余計な費用が手間がかかり、親などの扶養者にも迷惑をかけてしまう場合がありますので気を付けましょう。
塾講師求人はこちらからご覧ください
正社員の塾講師求人
契約社員の塾講師求人
アルバイトの塾講師求人
塾バイト探しなら塾講師JAPAN(ジャパン)!
"国内最大級"で"お得"な塾講師求人サイト
「塾講師JAPAN」は大手教育企業であるスプリックスが運営する、塾講師アルバイト・バイト求人で日本最大級の掲載教室数を誇る塾講師求人情報サイト。
採用が決まると5,000~30,000円の採用お祝い金が、面倒なアンケート記入等もなく必ずもらえます!
あなたに合った塾講師バイトがきっと見つかります。まずは、塾講師バイト求人サイト・塾講師JAPANで気軽に求人情報を検索してみてくださいね♪
無料会員登録で塾からスカウトがくる!
自分で塾を探すのが面倒という方は塾からのスカウトを待ってみてはいかがでしょうか?
こちらの塾講師JAPAN 会員登録ページに登録するだけで、塾からスカウトが来るようになりますよ♪