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福井県について 福井県の紹介福井県は、県土の北側が日本海に面しており、西部には若狭湾があります。福井県の県土は県のほぼ中央で2つの地域に分けられ、北部は「領北」、南部は「領南」と言われています。領北はかつての「越前国」（えちぜんのくに）、領南はかつての「若狭国」（わかさのくに）に敦賀市を加えた地域になります。県庁所在地である福井市は領北に位置し、2017年現在における福井県の総人口はおよそ78万人です。このうちのおよそ3分の1の人口が福井市に集中しています。福井県の特産品、名産品越前地方の名産品に「越前ガニ」があります。福井県で水揚げされる雄のズワイガニのことです。「越前そば」もこの地方の名物です。大根おろしが使われることから「おろしそば」とも呼ばれます。一方、若狭地方の名産品に「鯖寿司」があります。また、「へしこ」も若狭地方の郷土料理です。鯖を一度塩漬けにし、さらに糠漬けにしたものです。他にも、伝統工芸品としては「越前漆器」や「若狭塗」などの漆器、「越前焼」という陶磁器などが有名です。福井県は眼鏡産業でも知られる県で、メガネフレームの国内生産シェアは95%以上を誇ります。福井市の南に位置する鯖江市がこの中心地となっています。福井県の気候日本海に面する福井県の気候は日本海側気候です。県内全域が豪雪地帯に指定され、特に雪が多い地域は特別豪雪地帯に指定されています。また、ケッペンの気候区分上の分類に従えば、福井県全域は温暖湿潤気候の特性を示す地域です。日本海側の沿岸部では、暖流である対馬海流の影響により、冬でも比較的暖かく過ごせます。なお、内陸部に位置する福井市は、沿岸部と比べれば冬の寒さは厳しく、豪雪に見舞われることもあります。福井県の交通機関福井県内では、JR西日本による在来線が3路線（北陸本線、小浜線、越美北線）運行されています。また、2015年に長野県の長野駅と石川県の金沢駅の間で開業した北陸新幹線が、金沢よりも西に延伸されて福井県をも通る計画が進行中です。そして、私鉄の福井鉄道が1路線、えちぜん鉄道が2路線を県内で運行しています。また、県内を走る道路としては、福井県を新潟県や滋賀県などと結ぶ「北陸自動車道」や、兵庫県三木市を起点とし福井県敦賀市が終点となっている「舞鶴若狭自動車道」といった2つの高速道路があります。他にも、自動車専用道路である「中部縦貫自動車道」、福井県を京都府や北陸各県などと結ぶ国道8号などが整備されています。福井県の観光情報福井県の有名な観光スポットに「東尋坊」があります。坂井市にある断崖で、越前加賀海岸国定公園の一部です。高さ約25メートルの岩壁（柱状節理）が続く光景が絶景とされ、国の名勝ならびに国の天然記念物に指定されています。このほか、敦賀市の「気比松原」や小浜市の「蘇洞門」も日本海の眺望で知られる景勝地で、これらも国の名勝に指定されています。さらに、福井県内の温泉地も観光地として人気があります。あわら市にある「芦原温泉」は名湯百選にも選ばれた温泉で、落ち着いた雰囲気が人気です。また、福井県坂井市の「三国温泉」には日帰り入浴施設もあり、東尋坊観光と合わせて利用する旅行者も少なくありません。